もうすぐ前期も終わり。研究が全く進んでいないのが気がかり。夏,うまくシフトチェンジできるようにしないと・・・。
夏目漱石「行人」は,ちょっと前に読了。新聞での連載小説で,構成が途中で変化した様子。通して読んでみるとストーリーに必然性は感じられない。読み方が浅いのか・・・やや残念。最初から全体を構成できるのであれば,Hさんを最初から登場させるべきだろうな,と思った。しかし,兄・一郎への印象が前半と後半でがら,っと変わるのは見事。彼の精神的な苦悩の描写もすばらしい。嫂の記述から感じるそこはかとない色気も読みどころかも(小説全体にはあまり関係なくなってしまっているけど)。
アマゾンのレビューは,ちょっと偏っているような気もしますね。「彼岸過迄」を未読だからかもしれないですが。
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