ヨーロッパ思想入門

7月18日(日)

久しぶりの休日の大学。ちょっとさぼりすぎかもな,と思う今日この頃。行きがけに散髪に行こうと思ったのに,休みでした。日曜日が定休日なんて・・・無念。第3週は日曜日と月曜日が定休日。覚えておこう。

岩田靖夫「ヨーロッパ思想入門」岩波ジュニア文庫。またしてもジュニア文庫にやられました・・・。いつもながら高校生が読むとは全く思えない学術的な内容ながら,すばらしい完成度。私のような初心者にはうってつけです。特に,旧約聖書の部分から解説がある「ヘブライの信仰」のパートは,とても勉強になりました。

またロールズの議論には,これまで触れる機会がなかったのですが,本当に誠実感あふれる議論で,すばらしいなぁと思いました。

「このような歴史的状況において,異なる民族,異なる宗教,異なる文化の共存を可能にする原理は何か。それは一言で言えば,寛容である。寛容とは,自分とは異質のものを承認することだ。・・・異質なものを自分と同化しようとせずに,異質なままで受け入れることが寛容であり,それが異なる人々のあいだの平和共存を可能にする」


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