ストーリーとしての競争戦略

6月14日(月)

スケジュールが詰まっていて,ずいぶんと疲れている感じがする。少し仕事のペースを抑えたいところだけれども・・・,うまく行くかどうか。

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楠木建「ストーリーとしての競争戦略」。ずいぶんと売れているようであるが,それも納得の内容であった。まず,これまでの戦略論の内容整理がよい。わかりやすい。業界構造の話と戦略論としてのポジショニングの話は,いままでになく理解しやすかった。また,クリティカル・コア,という論点は,確かにストーリーとして戦略を理解しないと,うまくつかめないポイントである。スターバックスの例題を自分で解いてみると,直感的にはそれほど重要と思えない「直営」が,クリティカルであることがわかる。自分の解答が本の指摘と一致した時は,電車の中ながら思わずニンマリしてしまった。

この本だけでなく,最近は戦略に関するよい本がどどっと出て,学問的な流れも変わっていくような感じがする。日本の経営学も捨てたものではない(偉そうだけど)。遅れないように,レビューしていきたい。

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同僚の先生が亡くなった。病気の中でお仕事を続けられてきて,ご苦労が多かったと思う。本当にお疲れ様でした,と言いたい。心よりご冥福をお祈りいたします。

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