ゴールデンスランバー

9月14日(水)

イギリスから戻って、研究会に2つ参加。時間的にやや余裕があるのだが、落ち着くような、逆にいろいろ考えすぎてしまうような、微妙な日々。出張先に携帯を忘れ、久しぶりに手帳を見ながら公衆電話を使ったら、今度はそこに手帳を置き忘れてしまうという、さんざんなミスもあり。無事手帳は発見されたけど、なんやかやとミスが多い。

最近のよかったこと。イギリス滞在が無事に終わる。頼りになる人たちと知り合いになることができた。帰国後の研究会で無事に発表を終えた。広島「八昌」のお好み焼きは、別格にうまかった。長女が県の俳句コンテストで優秀賞を受賞。それから、・・・みんな元気^^

「ゴールデンスランバー」を読了。数年前の本屋大賞受賞作。伊坂氏の本は、おそらく3冊目かな。首相殺人の容疑者にされた主人公の逃走をめぐるストーリーがメイン。著者も述べているように、わりと典型的な設定の中で話が進み、後になるほど、話に勢いが出てくる。とても面白く読むことができた。

ただ、「日の名残」を読んだ後ということもあるけど、そこで語られる人々の感情やこの世の中のとらえ方に、どっぷりつかることができない。ややテーマが軽いように感じてしまう。おもしろくはあるんだけど、本で語る必然性がもっと感じられるといいな・・・というのが正直なところ。個人的には「ラッシュライフ」の方が好きかも。