マーケティング競争の構造

4月5日(月)

いよいよ本格的に新年度が動き出した。例年よりも,仕事が整理されていて,落ち着いた気持ちの新年度ではある。ただ,今日のゼミ選考は波乱含み・・・。一応,楽観的な想像もしてみるが,不安の方が大きい。自分の立ち位置も少し考え直さないといけないのかな・・・。

仕事の関係で,石原武政著「マーケティング競争の構造」を再読。最初に読んだのは,10年以上も前のこと。そのときも,その論理としての完成度の高さに驚嘆したものであるが,今の読み直してみても,その印象は変わらない。もちろん現在のマーケティング研究とは,かなり研究スタイルが異なるし,その内容も現代にはそぐわない点はあるが,それでも,言葉による論理展開の爽快さは,他に類を見ない。マーケティングにおける競争を,こんな形で論理展開できる人はもう現れないだろう。こうした研究が存在したこと自体が奇跡と思える一冊である。

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