嵐が丘

4月12日(月)

今日は一日雨の様子。週末しっかり休んだはずだけど,休み過ぎなのか,仕事のペースは上がらず。論文の校正はやっと終了で,一安心。次は科研の報告書だ。

ブロンテ「嵐が丘」を読了。ヒースクリフの人間離れした悪行,復讐劇に唖然とするばかりである。悪人の背後にある強烈な情念(愛?)を描ききっているところに,この物語が一世紀以上も生き残ってきた理由があると思う。悪人,かくあるべし。

裏表紙の本の紹介に「一世紀半にわたって世界の女性を虜にした恋愛小説」とあるのだが,この紹介はあまりにひどすぎる。気の弱い女性が読んだら,卒倒するかもしれない。寝る前に読むと,寝付きが悪くなるほど。ただ,心が揺さぶられることだけは確かである。

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