経営の精神

5月9日(日)

ゴールデンウィーク明けの週で,比較的負担は少なかったはずだが,それなりにいろいろ仕事があった。ゼミの予定を考え,非常勤講師の手当に奔走,週末は神戸のMBAに参加。神戸のMBAは思った以上に勉強になっている。やはり,香川にいると,知らぬ間に低刺激の環境に慣れてしまうようだ。

加護野忠男「経営の精神」について,著者の講演会を聞く機会があった。副題は「我々が忘れてしまったものは何か」。経営の精神は,市民精神(勤勉さなど),企業精神(情熱,創造的破壊など),営利精神(合理性,数字へのこだわりなど)からなり,そのバランスが重要ということ。また,今の日本は,そのどれもが歪んでいる,とのメッセージは説得力がある。以下,気になった点,いろいろ。

・元気(企業精神)が不足している。
叱ることの大切さ
正論を吐け
・数値化すること。よい面,悪い面。
・内部統制制度は最悪。自発的な倫理観がなければ,経営はそもそも成り立たない。
・加護野先生は5Sにこだわる。
・経営者の本をもっと読むべき(稲森,永森),経営古典の知識(ウェーバー,ゾンバルト,チャンドラー)
・MBAのあり方:実務家を重用ししすぎる国の方針は誤り

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