遠く離れた場所で思う

4月11日(月)

東日本大震災から1ヶ月が経過。原発の状況は依然予断を許さないし、被災地の多くは、今もがれきに埋もれている様子。明るい知らせは多くない。各国から日本の政治の未熟さを批判され、悲しい。本当になんとかならないのかと思う。国民を元気づけるメッセージの1つもない。これが日本の政治の真の実力だとは思いたくないのだけれど・・・。人や党が違えば、もっとましだっただろうか?

しかし、1ヶ月経っても、被害の全容が把握できないような災害が日本で起こるとは・・・今でも、その事実に唖然とする。被災地の子供たち。お母さんの帰りを待ち、手紙を書く子供の姿。言葉が出ない。

先日、あるゼミ生OGが研究室に来てくれた。市内で働いているのだけれど、仕事を休んで、被災地にボランティアに出かけたという。涙を流しながら、当地の様子を語ってくれた。また、被災地を見て、自分がこれからどうやって生きていこうかと考え続けたという。

この震災で、仕事を休んで四国からボランティアに行こうと思った人は、どのくらいいたのだろうか・・・。私自身は、頭からその考えがなかった。もちろん、仕事は山積で、それどころではないこともあるし、家族もいるので、状況を考えると無理は無理なのだけれど・・・。何か恥ずかしい気持がした。それ以上に、若者の純粋な心に感動した。ほんと、偉いよ。

こういった学生をもっと育てなければ。そのためには、何が足りないのだろう。もっと真剣に考えなくてはならない。

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