ティファニーで朝食を


7月11日(水)

先月は今月初旬のアムステルダムの学会に向けて,発表のパワーポイントをつくって,その英文をチェックしてもらい,その後発表の練習,というスケジュール。共同研究者のS先生と頻繁に連絡を取りながら,最終調整。本番の学会では,チェアにも当たっていたのだけれど,そこで結構なミスを犯し,かなりへこむ。研究発表は無難におこなったのものの,日本でもいつも厳しい指摘をしてくれるM先生から,やはり厳しい質問を受けて,しばし沈黙。しどろもどろの英語でしのげたのが,せめてもの救いか。最終日,最終セッションの最後の発表,ということで,アムステルダムの視察はほとんどできず。いずれまたいくことがあるだろうか?写真はアムステルダム中央駅の夜景。きれいに撮れた。




というわけで,今はちょっと息抜き,という感じでぼちぼち暮らしている。6月はなんとなく体調も優れなくて,フラストレーションがたまったこともあるし,今は積年の疲れをとりたいなぁ,と思っている。イギリス生活にもまあ慣れてきたし,無理しない生活もたまにはいいのではないか・・・,と。

ちょっとだけ読書メモ。

カポーティ「ティファニーで朝食を」
文章がきれい。まずはそれが印象に残る。ストーリーは「気ままな女性に振り回される男性もの」の原点,とも言うべき内容。「東京ラブストーリー」も「猟奇的な彼女」(見てないけど)も,ここに源流があるのかなあ。「イノセンス」という概念も,この小説を通して読むとすすっと理解できる。その他の短編も,すごくよい。完成度の高い中・短編集。

青木幸弘「消費者行動の知識」
消費者行動の本をゆっくりと読むのはいつ以来なんだろう・・・。すごくわかりやすい消費者行動論の入門書。良書。せっかく時間があるから,もう一度勉強しておこう。もう一生のうちに消費者行動論を勉強するときもないかもしれないしな。

今は「銃・病原菌・鉄」の下巻を読んでいる。これもすごい本だ。

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