春の出来事メモ

6月10日(金)

昨日は1日中ゼミをやっていた。25名の卒論を指導するというのは,やっぱり大変なのだけど,まずは体力的な部分が予想以上にキツイ。それに誰に何を指示しているのかを忘れるし。いやはや,まだまだ苦労は続きそうだなぁ。ゼミ懇親会は16名参加で,それなりに盛り上がった印象。よかった。

今週の頭からフェイスブックをやり始めて,なんとなく仕組みがわかってきた。それに,野口悠紀雄氏の「超「超」整理法」を読み始めて,早速Gメールにメールを転送するようにした。というわけで,最近はやけにネットづいている感じ。少し生活や仕事のスタイルが変わる?かも。

4月後半から今までにあったことメモ。

・1期生と同窓会。楽しく過ごせる。
・A被服で久々に報告。研究はいったん終了するけど,組合関係で今後もおつきあいができそう。うれしい。
・某学会全国大会が香川で。S先生が今年で退官とのことで,やや寂しい。
・ゼミOBのK君,上司とともに研究室に。企業では優秀社員として評価されている様子。いいぞ。
・小学校で運動会。徒競走,娘はスタートに失敗・・・。
・ゴールデンウィークは産地の論文書き。その後論文は完成。ちょっとした満足感に浸る。
・別の学会全国大会は熊本で。2つの発表に関わり,大忙し。まあ,一応の成果ありか。熊本はよい街と再認識。しかし,疲れが半端なく,その後3年ぶりぐらいに風邪を引いた。
・ゼミOG,Cさんの再就職をお世話。うまくいくといいけど。

読んだ本もメモ。それなりにおもしろい本が多かったし,ここに詳しく書きたい本もあったんだけど・・。時間なし。

佐藤優「私のマルクス」
思想的自叙伝とのこと。驚愕の幼少時代から学生時代。高校時代にソ連・東欧へ単独旅行。1975年ですよ!学生時代の活動や勉強量も半端ない。外交官時代も,ロシアの大学で授業するとか,宗教学の翻訳本を出すとか・・・大学教員からすると,立場がなく,何も言えない。

岡野雅行「人生は勉強より「世渡り力」だ」
「痛くない注射針」を開発した岡野工業社長の人生哲学。周辺にはない価値観で,いろいろ思うとおろはあった。人つきあいへの投資を惜しむな。人と違うことををやり抜け。自己演出で人を引きつけろ,といったところがメッセージか。理解はできるものの,実践できるかどうかは,また別問題。

内田樹「下流志向」
不機嫌を取引している若者,という指摘は,新鮮だった。確かに,対人関係において,不機嫌な態度をとると,相手がそれを緩和させるように行動を取る可能性があり,有利に関係を構築できる可能性がある。不幸を呼ぶ取引。学習という行為の性質についても,よく理解できる。なんの役にたつのかわからないけど学ぶ,というのが学びの本質である。

大村はま・刈谷剛彦・夏子「教えることの復権」
一昨日ブログに書いたとおり,すばらしい教育論。教員は教えないとダメだ!学生が興味をもつような授業を組み立てるべし。とても勉強になった。

夏目漱石「彼岸過迄」
世間的には構成に難がある,とか言われているようだが,私としては大変おもしろく読んだ。それぞれの登場人物が立っているし,それに繋がるエピソードの作り方が秀逸。個人的には「報告」の章が一番おもしろかった。

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